六合目までからの続きです

閉山前最後の週末で、しかも日曜午後には台風の影響もありそうなので混んでいるのではと思いましたが、それ程ではなかったです。
空いているはずのこの時間にしては多いけど、渋滞という程ではないので頂上を目指す事にします。

富士山保全協力金を払ったらくれました。
アドバイスブックもルートカラーの黄色。
パンフレットには金鳥居から頂上まで、登り11時間30分下り6時間20分、2泊3日がお勧めと書いてあります。

この認定書を勧められました。
馬返の休憩所で帰りに発行してもらえたようですが、良く理解できていなくて素通りしてしまいました。

9:05 浅間神社から3時間52分
山頂まで5.2km、5時間55分
到着予想15時00分

9:23 浅間神社から4時間10分
標高約2500M
この先は何度か歩いていますが、来る度に少しずつ変わっています。


この記事の最初の写真ですが、下は5年前の同じ場所。
落石の防護壁が新しくできていたり、階段が無くなっていたり、少し変わっています。
毎年手を入れているのでしょうね。

ここでしか見られない特別な景色が広がり始めます。


10:33 浅間神社から5時間20分
標高約3000M
足元の悪い所では行列ができて待たされる事が多くなってきました。
ある程度は予測していたけど、思っていた以上に進まない。
頂上で食べるつもりでおにぎりを2つ持っていましたが、
空腹が我慢できずに、八合目辺りで1個食べるために休憩。
これが最初の休憩でした。

先日の落石事故の現場付近では、ヘリがずっとホバリングしていました。
上空から監視しているのか、何か調べているのか・・・・
風が強く吹く中でもこんな事ができてしまうのですね。

須走ルートがいつの間にか合流して、赤い表示も出ていました。

雲は多いけど遠くまで見えます。
相模湾方面の海が見え始めました。

気温は10℃程、風が強いので体感はもっと低いはず。

相模湾
江ノ島が見えています。
三浦半島、東京湾、房総半島も。

河口湖
河口湖大橋が見えています。

登る度に富士山はもういいやと思うのに、何年かするとまた来てしまいます。
原因はこの見晴らしですね。

頂上はすぐそこ。

12:38 浅間神社から7時間25分
六合目からは3時間33分。
やはり混んでいました、今までで一番時間が掛かっています。

この景色を見ながら、おにぎりの残り一個を食べて休憩。
正面が春日部方面なのですが、雲しか見えていません。
関東平野は全く見えませんでした。
12時53分に出発。
頂上に居た時間は15分。
ギリギリお鉢巡りができそうな時間でしたが、
五合目から先の下りは初めてなので、ギリギリもどうかと思い、
今回は止めておきました。

下りが歩きやすくなっていたような気がしましたが、気のせいでしょうか?
道が変わったという確信は無いです。

13:44 頂上から51分
ドリンクを飲むためにここ七合目で立ち止まった以外はノンストップ。

14:06 頂上から1時間13分
六合目で15分程休憩。
明日の午前中までは台風の影響は無いという判断なのでしょう、
登っていく人の列が切れずに続いていました。

ここから先はまた人が少なくなります。
時折登ってくる人とすれ違いましたが、ほとんどは外人さん。

この日一番辛かったのは、六合目から馬返の下りでした。
頂上からの下りで膝はガクガクで、完治していない怪我を考えると絶対に転べないと緊張してしまい、
恐る恐る慎重にゆっくりと下りました。

15:58 頂上から3時間05分
馬返に着いた時にはホッとしました。
が、まだここから11kmあるんですよね。
決して近くは無い・・・・
辛くて思わず座り込んでしばらく休憩。
スバルラインができるまでバスが走っていた車道が遊歩道になっているというので、帰りはそちらへ。
手入れがされたトレイルなのですが、疲れた脚には辛く感じ、途中から車道を歩きました。
登山道が車道になって車道が遊歩道になっているって、なんか妙ですね。

寒い所は夏中紫陽花があるんですね。

これは知りませんでしたが、未だに影響が有るのですね。

17:57 頂上から5時間04分
道の駅富士吉田着
馬返からは、途中一度自販機に呼び止められた以外はノンストップ。
最後までそれなりに脚は動きました。
登り7時間25分、下り5時間04分。
トータル13時間20分でした。


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- 2019/09/10(火) 18:26:45|
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9月7日(土)
よく覚えていませんが、たぶん6回目の富士登山。
吉田口しか登った事はありませんが、今まではすべて5合目スタート。
麓の富士吉田から登るのは初めてです。

東の空が白むのを待って行動開始。

富士山には登山者の光の列ができていました。
4時38分、道の駅富士吉田をスタート。

明るくなってきました。
快晴、気温16℃。
じっとしていると寒さを感じます。

30分程で北口本宮冨士浅間神社に到着。
林間の参道はまだ暗い。

5:13
金鳥居をスタートとする人もいるようですが、
一般的にはこの神社が吉田口登山道の始まりのようです。

5:19
神社の裏手で道標を発見。
吉田ルートイメージカラーの黄色がここからもうあります。

5:49 浅間神社から36分
チャレンジ富士五湖のコースになっている道です。
右手に遊歩道があるようですが、登山道はこちらのようです。
この辺りで標高1000M

時々頂上が見えますが、ほぼ富士山の見えない樹林コースです。

6:10 浅間神社から57分
中の茶屋に到着。

Y001と表示があるので、ここが案内上は吉田ルートの起点?

五合目まで3時間40分。

6:11
山頂まで14.4km、9時間57分。
この通りなら山頂到着は16時08分。
書き忘れていましたが、本日の予定。
まずはスバルライン5合目からのルートと合流する6合目へ。
そこから先、極端に混雑していなければ山頂まで往復。混んでいたらそのまま下山。
山頂まで行ったら、体力と時間と相談して、厳しいようなら5合目からバスで下山。余裕があるなら歩いて下山。
今年は体力的に自信が無いので無理はしない。
ライトは持っているけど、暗くなる前に馬返しまで下れないようならバスで下山します。

6:38 浅間神社から1時間25分
大石茶屋跡
特に何もありませんが、レンゲツツジの群生地だそうです。

6:54 浅間神社から1時間41分
馬返
バス停と駐車場があり、ここから歩き始める人が多いようです。

山頂まで10.6km、8時間35分
到着予想15時30分
あまり短縮できていません。
往復は時間的に厳しいかもしれません。


良い雰囲気です。
五合目から登るよりも楽しいです。

7:09 浅間神社から1時間56分
一合目
江戸時代末の建物だそうです。
ペリーが来る少し前あたり。

標高1500Mを超えました。

現在地表示

神社の拝殿らしいですが、倒壊が進んでいます。
本殿は河口湖湖畔の里宮隣に移したそうです。
富士山マラソンやチャレンジ富士五湖で横を通る神社ですね。
前回のチャレンジ富士五湖のリタイア地点はその神社の横でした。

7:30 浅間神社から2時間17分

横から見た拝殿

7:36 浅間神社から2時間23分
山頂まで8.7km、7時間42分
到着予想15時18分
ほとんど短縮できていない。
歩くの遅いのか・・・・

石ノミの跡が残る石畳。
いつの時代のものなのでしょうか?
調べてみたけど分かりませんでした。

7:44 浅間神社から2時間31分

ここには2軒の茶屋があったそうです。
2軒だけど何故か三軒茶屋。

ここから河口湖が見えました。

八ヶ岳

小屋跡が何ヶ所もあります。
倒壊したままの所が有れば、きれいに片付いている所も。

8:09 浅間神社から2時間56分
右から書いてあるところに古さを感じます。
ここで約2000M。

早くも雲が湧き始めました。

五合目から上とは全く異なる雰囲気。

稲荷社でしょうか?
落書きが気になります。

だんだん明るくなってきて、森林限界が近いと感じます。

8:32 浅間神社から3時間19分
車道に出ました。

8:34
車道を少し歩いて再びトレイルへ。
山頂まで6.3km、6時間32分
到着予想15時04分

8:37
五合目の標柱がありますが、ここには特に何も無いです。

8:39 浅間神社から3時間26分
標柱からすぐ佐藤小屋に着きます。

スバルラインの五合目が見えます。

頂上までも見通せるようになります。

第1目的地の六合目までもう少し・・・・

分かり難いけど、スバルラインから歩く人の列が見えています。

9:00 浅間神社から3時間47分
人の話し声が聞こえてくると六合目です。

ここはいつも登山者が多数溜まっています。
続きます。


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- 2019/09/09(月) 18:28:45|
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その1からの続きです。
予定を変更して赤岳まで往復する事に。

この方向からの写真はよく見ますよね。

阿弥陀岳山頂
主脈から外れているし、頂上付近が険しくて、余り人の居ない山です。
遭難者の慰霊碑が建っていて、独特の雰囲気がある山です。
この日は頂上に人が居るのを何度か見ました。

網笠山
頂上は大きな岩がごろごろしていて、蓼科山の山頂と雰囲気が似ています。

地蔵の頭
お地蔵さんは諏訪の方を向いていますから、諏訪の人が置いたのでしょうね。
後ろはさっきまで居た横岳です。
左に見えるのは硫黄岳。

ここで標高2,700M位。
もう少し下ってから赤岳への登り返しが始まります。

天望荘を過ぎて最後のひと登り。

振り返るとこんな感じ。
天狗岳も見えてきました。

こちらは中岳から阿弥陀岳。
もう少し緑の濃い季節になると、この眺めがとても綺麗なんですよね。

蓼科山

ここを下るのは嫌だなと思いながら登るのですが、下る時は意外と平気なんですよね。

こんな高い所にも鳥が・・・・。
何という鳥か知りませんが、岩と同化しています。

赤岳山頂に到着。
標高2,899M、横岳から1時間半、到着は11時20分でした。

赤嶽神社

権現岳方面
キレットから赤岳までが、南八ヶ岳の縦走路で一番険しい所かもしれません。

ほぼ無風で最高の天気です。
東京は今年初めての真夏日になったそうですが、そのくらいの日の方がここは快適。
赤岳山頂でおにぎりを食べて昼食。
三叉峰への帰りは1時間で戻れました。
そのまま通り過ぎて横岳山頂へ。

這いつくばっていて妙な感じですが、この岩の向こうは絶壁。

岩の先端。
私も這いつくばっています。
.jpg)
カメラだけ差し出して下を撮りました。
分り難いけど断崖絶壁、これ以上は無理。

登り口がこの辺りだと思うのですが・・・。
右下に道が見えている所が登山口。
左上の方がウルトラマラソンの最高地点付近。

横岳山頂
2,829Mもありました。

で、ここまで来ると、硫黄岳がすぐ近くに見える訳です・・・。
無視出来ない・・・・。時間的には往復すると日没までの下山に余り余裕が無くなる・・・。
制限時間1時間。
1時間歩いたら、硫黄岳に着かなかったとしてもそこで引き返す、たとえ目の前であっても引き返す・・・。
そう決めて、結局は行く事に。

杣添尾根
なんかここが一番雪が多いような気がします・・・。

横岳の隣の小ピークまで行けば、岩稜は終わりなだらかな道になります。

硫黄岳山荘が見えてきました。
八ヶ岳で初めて泊まったのはこの小屋でした。

山荘を過ぎるとケルンが現れ、硫黄岳らしくなります。

出来損ないのケルンもあります。

爆裂火口の向こうには天狗岳が見えてきます。
天狗岳にも行きたくなりますが、そんな事しているときりがありません。

昔は無かったような気がするのですが、火口沿いの道を先端まで行ってみました。

夏沢峠
夏沢峠からは迫力のある爆裂火口が見られます。
何度も通っていますが毎回必ず霧で、未だに見た事がありません。
今日だったら綺麗に見えるんだろうけど、時間がない・・・・。

火口沿いの道を引き返して硫黄岳山頂へ。
横岳より低い・・・・・。

横岳って麓から見るとただの稜線にしか見えないのだけど、
ここから見るとかなりボリュームのある、しっかりとした山です。
この眺めも何か懐かしい・・・。

横岳を出発してちょうど1時間、引き返します。

さあ下山です。

赤岳も見納め・・・・。

登り以上に残雪に苦しみました。
滑るし、靴底が柔らかいので雪に食い込ませられない・・・。

2時間程で林道へ。
仮設トイレが無くなっていました。
大会翌日も作業をしてくれている人が居るのですね。

それにしてもこんな所よく走るなと思う。(笑)

最後の最後にコースミスをして、行きとは違う所に下ってしまいました。
駐車場に戻ると、他の車は居なくなっていました。
本日の距離 16.25km 11:10:55
前日よりも行動時間が長くなってしまいました。


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- 2016/05/27(金) 18:05:27|
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5月23日(月)
前日、野辺山ウルトラマラソンをリタイアして、スタート地点に戻ったのは16時。
テツさんのゴールを待とうかとも思いましたが、体調が厳しく辛いので帰途に着きました。
しかし、中央道も関越道も渋滞が酷いようなので、一眠りしてから帰ろうと、小淵沢の道の駅に向かう。
疲れていたようで、何度か目を覚ましながらも22時まで眠ってしまいました。
寝たら少し回復したようで、体調の悪さはなくなっていてあとは脚の疲労だけ。
少し元気になると余計な事を考えます。
八ヶ岳の雪が少なかったから、山の準備はしてきてないけど登れそうだな、とか
リタイア地点からゴールまで走ってみようかな、とか
このまま帰るのは止めにして、明け方まで様子を見て、脚の状態で帰るか遊ぶか決める事にしました。

4時に起きて近くのコンビニへ行くと、甲斐駒ヶ岳が・・・・。
脚はだるいけど特に酷い筋肉痛は無いので大丈夫そう、
この時点で「今日は山」って思っていました。

一番短時間で八ヶ岳に登れるルートと思い、野辺山に戻り、杣添尾根の登山口へ。
登山者用の駐車場に車を置き、登山届けを提出して出発。
歩き始めは6時55分でした。
横岳往復で5~6時間の予定。
雪が見えなくても、樹林帯で結構残雪があったりする事もあるので、
その時は無理せず引き返すつもりでした。
天候は問題無さそうですが、何しろ軽装、
普段着普段靴、ジョギング用の小さなバックパックにおにぎり2個とドリンク少々です。

駐車場前の道を、南に少し坂を下った所が登山道入口。標高1,755M。
富士見岩というのは、野辺山ウルトラマラソンの最高地点付近のようです。
そういえば最高地点付近からは富士山が見えます。

途中で道が分かれ、富士見岩には行きません。

駐車場から30分弱で林道に出ます。
昨日走ったコースです。
最高地点の少し手前です。

これから登る横岳。

17.7km地点のエイドが設置された場所です。
仮設トイレが残されていました。

林道からの登山口。

少し登って沢を渡ると尾根に取り掛かります。
26年前にこの尾根を登っているのですが、ここまでの所、全く記憶にありません。

風の力は凄いですね。
1時間ごとに休憩するつもりでいました。
歩き始めて暫くは辛くて、早く1時間経たないかなと思っていましたが、
1時間経つ頃には調子が出て来て、逆に止まりたくなくなり、そのまま登り続けました。

標高2,400M付近で初めての雪。

その少し先で赤岳が見えました。
ここまではずっと樹林帯で、眺望は皆無でした。

少しずつ雪が増えますが、もう少しで森林限界、
樹林帯を抜ければ雪は無いだろうから、多分このまま大丈夫。

立ち枯れの木が増えてきました。

普段着普段靴。

地形図の登山道とは違い、尾根を外れて小さな沢の頭を幾つかトラバース。
つかまる所は無いし、何もない雪の斜面がずっと下まで続きとても怖い。
雪が緩いから良いけど、大きな沢が現れたらそこで終わりだなと思いながら慎重に進みます。

なんとか樹林帯を抜けました。

稜線は直ぐそこ。
ここは記憶が有ります。

ここの標高は約2,750M。
赤岳とは約150Mの差。
横岳って結構高いんですね、2,700M位かと思っていました。

野辺山方面

中央少し右に富士山が写っているのですが、分かりますか?
飛んでいる虫が写っていて、その直ぐ上です。

しつこく赤岳。
この景色が見たかったのです。
27年前からの3年間諏訪に住んでいて、
その頃数え切れない程八ヶ岳に登りました。
小淵沢駅から松本駅まで山伝いに、4日掛けて歩いた事もあります。
そういえば4日とも雨でした。(笑)
帰った翌日(5日目)晴れたので、赤岳だけもう一度登りに行って、山小屋の人に笑われたり・・・。
もう一度登りたいとずっと思っていたけどなかなか来られずにいたのですが、
今回思い掛けず登る事が出来、念願が叶いました。
ウルトラマラソンをリタイアしたのと、この時期にしては極端に少ない残雪のお陰です。

横岳の一つの峰、三叉峰で稜線に出ます。

硫黄岳方面
直ぐ隣の峰が横岳の最高峰です。

赤岳から中岳と阿弥陀岳への稜線。
前回杣添尾根を登った時は、阿弥陀岳から御小屋尾根を美濃戸口へ下りました。
御小屋尾根は諏訪大社上社の御柱を切り出す山です。

まだ10時だし・・・・赤岳まで行きたい・・・。

そんな事を考えながら、三叉峰の頂上で休憩しながら景色を眺めていました。
これは富士見パノラマリゾート。
富士見パノラマスキー場と言っていたこのスキー場へもよく行きました。

諏訪方面
写真では分かりにくいですが、諏訪湖、北アルプス、中央アルプスが見えていました。

野辺山、川上村、馬越峠方面。
それにしてもレタス畑だらけです。

茅野の市街地
仕事さえあれば、今からでもまた住みたいくらいです・・・。

胸がスースーするような高度感。

行者小屋
文三郎尾根や地蔵尾根に登る時に通る小屋です。

赤岳鉱泉
美濃戸口から硫黄岳に登る時に通ります。

赤岳頂上山荘
赤岳から地蔵尾根に向かう途中にある、赤岳天望荘に一番よく寄りました。
八ヶ岳の小屋の経営者は茅野の人が多いのですが、小屋番の人が私が働いていた店まで訪ねて来てくれたり、下界でも少し交流がありました。
北八ヶ岳の小屋の息子さんが同年代で、やはり何度か店まで、彼女を連れて来てくれたりしたけど、
あの人は今どうしているのだろう、小屋を継いだのかな?
あの小屋もそのうち行ってみたいです。

横岳山頂
当初の予定はあそこまでの往復。
景色を見ながら30分程考えていましたが、赤岳まで往復する事に・・・・。
その2へ続きます。


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- 2016/05/26(木) 18:22:37|
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その1からの続きです。

五合目から3時間7分掛かって、吉田口山頂に着いたのは9:07。

最高地点の剣ヶ峰は、吉田口山頂からは火口を挟んでちょうど反対側になります。
久し振りだし高山病の気配もないので行ってみる事にします。

剣ヶ峰まで行ったり、お鉢巡りをする人は少ないようで、
吉田口と富士宮口の山頂間を歩く人もあまりいません。

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昭和30年代までは噴気があって、雪が溶けるくらい地熱も高かったらしいです。
吉田口から登ったのに、なぜか富士宮口山頂で休憩、9:32着。

下界が遠くまで見えたのはこの時だけ。
はっきり見えませんが、伊豆半島から静岡方面の海岸線です。
手前に見える市街地は富士市でしょうか。

かさばって仕方ないです・・・。
この日の休憩は、ここと剣ヶ峰で10分くらい休んだだけでした。
午後になって雲が上がってくる前に下りたくて先を急ぎました。
登山道も山頂も普通にスマホが使えます。
富士山頂のアメダスの気温を調べると4℃でした。
昨日よりは暖かいようですが、場所によっては風が強くかなりの寒さです。
ここでダウンジャケットを着込みます。
さすがにやり過ぎかと思いましたが、周りを見るとみんな同じような格好でした。

荷揚げのブルドーザー。

ブルだけでなく工事用の重機も上がってきています。
富士山は不思議な場所でもあります。
良い悪いは別にしてこれが富士山です。

剣ヶ峰への最後の登り。
富士宮口山頂と剣ヶ峰の間は少し人が増えます。


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日本最高峰富士山剣ヶ峰の標柱と三角点。
皆さん順番待ちをして記念撮影しています。
ここへの到着は9:54。

火口底には残雪(万年雪?)が。
地図によると火口の標高は3,537M、剣ヶ峰との高低差は240M。


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新田次郎の「芙蓉の人」を原作にしたドラマを今やっていますね。
今は無人測候所のはずですが、この日は大勢でなにか作業をしていました。

お鉢巡り再開、あと半周です。
ここからまたほとんど人が居なくなります。

山梨側は風が強く、激しく雲が吹き付けてきます。

馴染みのあるこちら方面の景色が本当は見たかったのに、
スバルラインが少し見えただけ。

剣ヶ峰の先は火口内を通りますが。以前は外回りのルートがあったはず。
足元があまり良くなかった覚えがあります。廃止になったのでしょうか?

吉田口山頂に戻りました。
10:30ですから、休憩を含めて1周1時間23分でした。

下山道へ入ります。
少し雲がもこもこしてきたようです。
対流が活発になってきたという事ですから、ぐずぐずしていると霧に巻かれるかもしれません。

吉田口下山道はブルドーザー道と共用です。
昭和55年の落石事故以前は、吉田大沢に砂走りという駆け下りるような下山道があったそうです。

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須走口下山道との分岐が八合目にあります。
ここで大勢休憩していました。11:09。

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富士山は下りもかなり辛いです。
滑りやすい急斜面のつづら折りが、うんざりしてもまだまだ延々と続きます。
膝を痛めないように慎重に下りました。

七合目手前でとうとう霧が出てきました。
人影よりも足音が先に聞こえてきます。
この時間から登って途中の小屋に泊まる人が多いみたいです。
六合目から五合目の間は、これから登る人達の列とすれ違い続けます。
全員山小屋に泊まれるのか心配になるような人数です。
この時期でこれですから、最盛期はどんな様子だったのでしょう。

五合目に着いたのは、人の声で気付きました。
気付いてから見えてきました。
到着は12:59、下りは2時間29分。登りの3時間とあまり変わりません。
若かりし頃、登り2時間半、下り1時間でした。
当然ですが若い頃とは違います。
特に膝を気にしながらの下りは大幅に遅くなります。
霧で何も見えないので、車に戻って即出発。

道の駅富士吉田です。

富士山レーダードーム館が隣にあります。
剣ヶ峰の測候所にあったレーダードームがここに移設されています。
頂上にこれがあるのが見えたんですよね。懐かしい。
ところで、移設にあたり静岡側から異議は出なかったのでしょうかね。
静岡の物がここにあるような違和感を少し感じます。

開店は最近のようですがモンベルがあります。
覗いてみようかと思いましたが、外から見る限り人影が無く、
何も買わない冷やかしは躊躇われたので止めときました。

1年半程住んでいた懐かしの山中湖を通り、御殿場から東名高速で帰りました。
日本一の山なのに、ちゃんと準備をして条件が良ければ誰でも登れてしまう富士山。
小屋がたくさんあって、ブルで荷揚げして、高山なのに大量消費のシステムがある富士山。
ここでしか見られない展望を見たくて、もう一度だけと登った富士山。
お目当ての展望が見られなかったから、もう一度かな・・・・。


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- 2014/09/06(土) 18:19:55|
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9月3日(水)
計画はしたものの、天気予報がだんだん悪くなっていったので、この日は無理だと諦めていた富士登山でしたが、
前日にジョギングした時は久し振りの好天、帰宅後確認すると少し予報が良くなっている。
この日に行けなければもう来年になってしまうので、行くだけ行って現地で最終判断する事にする。
行かないつもりになっていたので、前日なのにジョギング28kmと散歩9kmしてしまったけど大丈夫だろうか?
1:00起床、2:20出発。

河口湖ICで高速を降りた後に寄り道をしたくないので、自宅近くのコンビニで食料やドリンクを調達。
富士山は山小屋が多いので、その気なら現地でドリンク等を購入する事も出来ます。
でも130円の缶ジュースが400円とかします・・・・。私は当然自分で担いでいきます。

谷村PAで休憩、ここまで春日部から2時間、4:20です。
まだ真っ暗で天気は良く分かりません、星は見えていませんが降水もありません。
スバルラインの料金所は濃い霧の中。
だんだん明るくなってきますが、霧の中なのでどんな天気なのか良く分かりません。
大沢駐車場付近で霧が晴れました、というか雲の上に出ました。

下は雲海、上は青空。
遠くに見えるのは南アルプスでしょうか。
終点の駐車場は満車で停められず、800M程戻った所に駐車、5:15。

駐車場所から見た山頂。

気温は8℃。
昨日の山頂の気温は1℃台でしたが、今日はどうでしょう。

標高2,250M、袋が既に膨らんでいます。

五合目から見た山頂。
天気予報は外れて朝から晴天です。

満車の五合目駐車場。

五合目だけでなく登山道沿いの山小屋も含め、建物が新しくなっていて驚きました。
富士山に登るのは5回目、前回は22年前。小屋のトイレは垂れ流しの時代でした。
世界遺産に登録されて、ゴミや環境負荷が問題になっていますが、吉田口は昔と比べて劇的に改善されていました。
前よりも良くなっていればいいという問題ではないのでしょうが・・・。

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以前は放置されていた、馬の落とし物もほとんど見ませんでした。
きっと片付けているのでしょう。
それにしても乗馬料金高いなぁ・・・。

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五合目出発は6:00ちょうど。

日が当たると雲が動き始め、切れ目から景色が見える事が多いのですが、
この日は一日中下界の雲が取れる事はありませんでした。
少し離れた静岡方面は見えましたが、それもあまり視程は良く有りませんでした。

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泉ヶ滝の分岐。
山頂まで6km、6時間25分。

山頂方面は文句なしの好天。
途中の山小屋も見えています。

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六合目、6:27。

安全指導センターにて。
見た時は実況だと思ったのですが、写真を見ると予報のようです。
でもなんで2日前の情報なのだろう?

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かつてあった下山道というのは、昭和55年の落石事故で付け替えられた道でしょうか。
私が初めて富士山に登ったのはその翌年です。


これから始まる本格的な登りに備えて、広いスペースのあるここで休憩している人が多数居ました。


本格的に登り始めますが、まだ暫くは階段のある整備された歩きやすい道です。

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距離は5kmしかないんですけどね、時速1km以下の計算です。

落石除けの構造物。
上に溜まっている石が不気味です。

つづら折りの道を登っていくと、七合目の小屋がだんだん近付いてきます。

下を見るとこんな感じ。雲がびっしりなのが残念。
この辺りより上から見る下界の景色が、富士山でしか見られない景色で、
それを見たくて来たのですが・・・。

七合目、7:01。

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七合目を過ぎると、短い間隔で小屋が続きます。

登山道は七合目手前から、歩きにくくなってきます。

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八合目、7:42。
標高3,000Mを超えると、高山病の症状を訴える人が増えるそうです。
体調に注意しながら、無理をしないようにゆっくりと登ります。

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白雲荘前、8:02。
ここはまだ八合だと思いますが、この先は、本八合・八合五勺と、
差別化を図っているような感じです。

八合目を過ぎると一段と傾斜がきつくなります。

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本八合から須走ルートが合流して来ます。
吉田ルートの案内板は黄色、須走ルートは赤で色分けされています。

下山道が見えてきました。

頂上はすぐそこ・・・・・に見えます。
写真では分かりにくいですが、鳥居が2つ見えていて、
手前が九合目、奥が頂上です。

吉田口山頂の鳥居です。

山頂に着きました、9:07。
五合目から3時間7分。
9時間歩いて2人しか人に会わなかった大水上山に比べればもの凄い人出ですが、
シーズン中の富士山にしてはガラガラです。
開山期間を延長しても、9月になれば人は少ないようです。
その2でこの先のお鉢巡りへ続きます。


テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用
- 2014/09/05(金) 18:27:41|
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その1からの続きです。
8月19日(火)

丹後山山頂から平ヶ岳。

兎岳と荒沢岳。

至仏山・武尊山も見えています。

巻機山は相変わらず雲の中。
見通しが良ければ、巻機山の右に北アルプスが見えるはずです。

越後三山の八海山と中ノ岳、
越後駒ヶ岳は雲に隠れています。

笹原の緩やかな尾根を歩いて行きます。
湿地になっているようで池塘がありました。

誰も居ません、独り占め。
歩き始めて4時間近く経ちますが、会ったのは一人だけ。

魚沼丘陵と丘陵にあるスキー場らしきものが見えます。
方向から判断すると塩沢の辺りです。
丹後山から一旦下り、次のピークに登ると、

利根川水源碑、9:59着。

利根川治水百年記念とあります。

標高1,834M
名もないピークなのに大水上山よりも高い不思議・・・。
3本の尾根が集まる大水上山の方が、地理的に重要ということでしょうか。

利根川水源の雪渓、まだ残っていました。

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魚沼盆地・八海山・中ノ岳方面。
雲に隠れていた越後駒ヶ岳も少し見えてきました。

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兎岳から荒沢岳方面。

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平ヶ岳・至仏山・日光の山も見えています。

もう一つ雪渓がありました。

二つの雪渓から流れ出る沢。

望遠で撮影、水があるようにも見えますがはっきりしません。

湿っている程度に見えて、気にせず歩いたら・・・。

ぬかるみ・・・・というか湿地でした。
分水嶺の稜線上にあるこの水は、日本海と太平洋のどちらに流れるのでしょうか?
そう考えるとロマンがありますが、実際はここで蒸発するか誰かの靴に染みるだけでしょう。
別に怒っていません・・・・。

少し角度を変えて見てみると・・・・。
水は流れているようです。
利根川の始まりです。

稜線から谷に向かって踏み跡がありました。
もっと雪渓が大きければ行ってみるのですが、今回は止めておきます。

大水上山山頂、10:25着。
兎岳まで僅か1km。
行ってみたいと思いましたが、兎岳まで行けば中ノ岳まで行きたくなるだろうし、
午後から天気が崩れるという予報もあり、なんとか思いとどまりました。

利根川水源の雪渓。
幾つもある沢筋の中で、これが一番海から遠いということでしょうか。
まだ午前中なのにだんだん雲が増えてきました。
丹後山まで戻り、食事をして下山することにします。

分かっていたのに、帰りは反対の足を泥水没・・・。

所々で咲いていたハクサンフウロ。
この他に目に付いた花はトリカブト。

丹後山まで戻って来ました、11:01。

天水を溜めていました。

内部はこんな感じで、二階にも同じスペースがあります。
定員40人だそうです。
小屋で食事と思っていましたが、外の方が気持ち良いので表で食事。
気になるかと思った虻も許せる範囲でした。

食べ終わったらすぐに出発。
巻機山方面の稜線もガスが巻き始めていました。

ずっと見えていた中ノ岳もとうとう雲の中へ、
しかもやな感じの雲です。
嫌なものをもう一つ・・・。

まむしです。
この山に登ったレポートをネットで幾つか読みました。
どのレポートにも必ず出てきたまむしの話し。
最後の方は出てこないことを願いながら読みましたが、一度も願いは叶えられませんでした。
自分は見ないことを願って登りましたが、それも叶えられませんでした。
写真に撮ることが出来たこのまむし、実はこの日3回目のまむしです。
この直後にもう1回見て、全部で4回見ました。
はっきり言って多いです、一日でこんなに見たのは初めてです。
行きと帰りに同じやつを見たとしても2匹はいたはずです。(気休めです、たぶん4匹)
まむしの話しは聞きたくないと願っていた方にはすみません。
こんなに詳しく書いてあるレポートは他にないと思います、重ねてすみません。
この他に、シマヘビ3回、種類の分からなかったのが2回、音はすれども姿は見えずが多数です。
まむしを見たのは標高1,200~1,600Mの間だけです。
臆病なヘビなので、急坂で変な所へ不用意に手をつかなければ問題ないと思います。
・・・・このくらいにしておきます。

凄い根です。

持ち主はこの方です。
道になって踏みつけられて大変そう・・・。

登りで人とすれ違ったここで休憩。
休憩中にひとり抜かしていきました。
この日会ったのは、同じ所で会ったその二人だけでした。
人間よりもまむしが多い山です。
・・・すみません止めときます・・・。
急斜面の下りで、つま先が痛くなっていました。
水の音が聞えてあと少しだと思った頃、左足先に今までと違う痛み・・・・。
あとで分かったのですが、指の上面の皮がむけていました。
30分くらいでしたが一気にペースが落ちて、何かの修行かというような痛みに耐えながら下りました。
24年前に買ったトレッキングシューズなんか履いているのが悪いのですが・・・。

やっとの思いでたどり着いた登山口、13:54着。

林道歩きの快適なこと・・・。
皮がむけた所も靴の中で当たらず、痛みを感じずに普通に歩けます。

道路を横切るこの流れで、稜線のぬかるみで靴に付いた泥を洗い流そうとして失敗。
びちょびちょになりました・・・・。

大きな岩の下に木が溜まっています。

これです。
この高さまで水が来たって事です、想像すると恐ろしいです。

この鉄板の上は歩く気になりません。
でも車が通っているようです。

十字峡の駐車場に戻ると、他の車は全部居なくなっていました。
到着は14:29。
トータル8時間半の行程でした。

駐車場を通り越して、登山センターまで行ってみます。

この高い床・・・・、雪国です。

十字峡登山センター前の越後三山登山道入口。

ここが中ノ岳への登山口です。

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いつか中ノ岳から丹後山へ縦走してみたいと思います。

十字峡登山センター
有料ですが素泊まりなら宿泊も出来るようです。

丹後山への登山道から見えた十字峡登山センター。

雲が掛かっている辺りから見えたのでしょうか?
利根川散歩
1回目 春日部~栗橋駅 2回目 栗橋駅~川俣駅 3回目 羽生駅~刀水橋 4回目 西小泉駅~坂東大橋 5回目 本庄駅~群馬総社駅 6回目 群馬総社駅~上毛高原駅 その1 その2 7回目 関宿城~梅郷駅 8回目 上毛高原駅~宝川温泉入口 その1 その2 9回目 宝川温泉入口~矢木沢ダム~洞元温泉 その1 その2 10回目 梅郷駅~布佐駅 その1 その2 11回目 布佐駅~佐原駅 12回目 十字峡から大水上山(利根川水源)往復 その1 その2
江戸川散歩
1回目 春日部~柴又駅 2回目 柴又駅~葛西臨海公園~三越前駅


テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用
- 2014/08/25(月) 18:44:24|
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8月19日(火)
昨年の夏に何となく始めてしまった利根川散歩。
矢木沢ダムから千葉県香取市の佐原までは歩き、
残すは河口までの約40kmと、矢木沢ダムから水源までの源流部です。
ところがこの源流部は、国内第一級の沢で素人が立ち入るのは無理。
そこで、利根川沿いの散歩にはなりませんが、新潟県側から水源にアプローチしました。
ガイドブックによると、十字峡から大水上山往復は11時間50分。
最後の登山は5年前、今の自分に日帰りできるのか自信が持てません。
2週間前に蓼科山に登ってみて、まあ大丈夫だろうと判断して、この日の挑戦になりました。
最悪の場合避難小屋に泊まる可能性を考慮して、3食分の食料・3リットルのドリンクとライトを用意して登りました。

週間予報で当初晴れだったこの日の予報は途中から雨に変わり、前日まではこの日の登山は諦めていました。
昨夜になって、曇り午後からにわか雨で午前中は晴れ間もという予報に変わり、行くことに決定。
こんな感じだったので2時間程しか眠らずに2:00に出発。
休憩をした塩沢石打SAで夜が明けると、曇りではなく晴れていました。

5:45十字峡着、停まっていた車は4台だけでした。
登山カードを記入して6:00出発。

駐車場から暫くは林道歩きです。

このエリアの山歩きは初めてです。
沢の様相が奥多摩辺りとは違い迫力あります。

林道の対岸にこんな滝が幾つかありました。

本州にいるヘビは8種類だそうですが、
個体差が大きくてヘビの見分けは難しいです。
このヘビは何という種類ですか?

栃ノ木橋を渡ると登山口はもうすぐです。

右に道標、左に案内板が出ています。
6:27着。

丹後山まで4.6kmとありますが、標高差が1.3km程あります。

表示がなければためらうような所に入っていきます。
登山口を入るといきなり急登が始まります。

斜面に生えた木の根元が曲がっていて、冬の雪の深さを思わせます。

一合、6:45。
鉄砲平とありますが、平地と言うよりは緩斜面、それも僅かのみ。

木の間から時折眺望が得られます。
馴染みのないエリアなので、何処の山やらさっぱりです・・・・。

二合に到着、7:08。

さすがにこれは分かりました、越後三山の最高峰中ノ岳です。

8月後半でも雪渓があります。
この時期なので残っていないことも覚悟している、利根川水源の三角雪渓。
もしかしたら見れるかもしれません。

巻機山方面に続く山。

十字峡登山センターが見えています。
展望の開けたこの場所で写真を撮っていると、一人下ってきました。
この時間に下ってくるということは、昨夜は小屋泊まりでしょうか。
登山口からここまでちょうど1時間。

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ここで標高1,000M程。
標高差の中間点である1,100Mを過ぎたら休憩しようと思いながら歩きます。

三合1,050M、7:37。

中ノ岳がいっそう綺麗に見えてきました。
登ってみたくなってきました、来年ですかね・・・・。

何かがあると思い地図で確認すると、日向山の雨量計測所のようです。

四合1,250M、8:00。
この辺がジャコノ峰でしょうか?

五合、8:22。
時折緩斜面が現れたり展望が開けたりしますが、基本は樹林帯の急登です。
坂がきついと言うよりも、ずっと同じ場所を登っているような感じで飽きてきます。

たぶん米山と柏崎の黒姫山。
カシバードで確認したら、能登半島や佐渡まで見えるようです。
もちろん日本海も。

六合1,480M、8:42。
ジャコノ平でしょう。

巻機山が見えてきましたが、頂上は既に雲の中・・・。

七合、8:57。

シシ岩

三国川ダムと五十沢辺りの平地。

シシ岩の上に出ました。地図では七合とありますが、ここがシシ岩で正しければ八合です、9:12着。

取りそびれていた休憩をここでします。
八海山が見えてきました。
天気予報はいい方に外れたようで、見晴らしも良く来て良かったです。
ただし標高がそれ程高くないせいか暑いです、頂上付近でも温度計は27℃でした。


シシ岩から先は展望が開けます。

稜線上の十字路に出ます。
石柱はありませんでしたが、ここが九合でしょうか?9:29着。

巻機山の表示もありますが、道は整備されていません。
この信号のない交差点を左折すると頂上はもうすぐです。

頂上手前の丹後山避難小屋。

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八海山・中ノ岳方面

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巻機山方面

笹原に建つ避難小屋。
空が広いので、泊まったら星がよく見えそうです。

避難小屋はそのまま通過して、丹後山頂上へ、9:36着。
十字峡から3時間半、登山口からは3時間でした。
ちなみにガイドブックでは十字峡からここまで5時間50分。
軽荷で単独行ですから、ゆっくり登っても短めになります。
ここから大水上山まで、利根川水源の尾根歩きです。
今回の目的地になりますが
その2へ続きます。
利根川散歩
1回目 春日部~栗橋駅 2回目 栗橋駅~川俣駅 3回目 羽生駅~刀水橋 4回目 西小泉駅~坂東大橋 5回目 本庄駅~群馬総社駅 6回目 群馬総社駅~上毛高原駅 その1 その2 7回目 関宿城~梅郷駅 8回目 上毛高原駅~宝川温泉入口 その1 その2 9回目 宝川温泉入口~矢木沢ダム~洞元温泉 その1 その2 10回目 梅郷駅~布佐駅 その1 その2 11回目 布佐駅~佐原駅 12回目 十字峡から大水上山(利根川水源)往復 その1
その2江戸川散歩
1回目 春日部~柴又駅 2回目 柴又駅~葛西臨海公園~三越前駅


テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用
- 2014/08/24(日) 18:05:30|
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8月4日(月)
5年ぶりの山歩き、自分が今どのくらい歩けるのかを確かめに、蓼科山に登ってきました。
4:00頃自宅を車で出発。
岩槻ICから高速に入り、東北道・北関東道・関越道・上信越道・中部横断道と走り、佐久南ICからR142へ。

道の駅ほっとぱ~く・浅科で休憩、6:30。
先週見た週間予報では晴れ降水確率20%でした。
それがだんだん曇に変わり、昨日になって雨マークが・・・・。
昨夜の予報では曇一時雨降水確率50%。
最初から50%だったら行こうとは思いませんが、
すっかり行く気になっていたので、出てきてしまいました。
70%や80%だったら諦めたかもしれませんが、50%という微妙なところだと都合良く楽観的に考えてしまいます。
関東の予報は晴れで、出てきた時も予報通り晴れていました。
そして長野も予報通り曇、浅間山も雲の中・・・。

この道の駅の無料休憩室は居心地良さそうです。

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中山道が通っているので、ゆっくりと見ればいろいろとありそうな所です。

道の駅の先にあるセブンイレブンで、ドリンクや補給食を調達。


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蓼科山の南西、ビーナスラインにあるスズラン峠に到着。

気温17℃、埼玉とは別世界です。

7:45出発、登山口は駐車場から茅野側に少しくだった所です。


バス停と道標の間の道です。


歩いて登る山もやはりいいなあと実感。

新旧の道標。
古い方はほとんど読めません。

今年の冬は雪が多かったので、登山道が荒れているかもしれないと心配していましたが、
倒木もほとんど無く、整備された歩きやすい登山道でした。
ルートを示す赤いリボンやペイントも至る所にあり、安心して歩けました。

標高2,000M付近でガスがかかり、この日眺望はほとんどありませんでした。

標高2,120M、ここで一旦傾斜が緩くなります。

休憩しようか迷っていたのですが、これを見て止めておこうと思いました。
S59・7ってずいぶん前ですね。

再び急登が始まる頃には、完全に雲の中・・・。

縞枯れ現象
北八ヶ岳には縞枯山という山もあり、ここ以外でも見られる現象ですが、
なぜ起こるのか、原因ははっきりと分かっていないそうです。
ここもそうですが、南西斜面に多いそうです。

蓼科山の山頂付近はガレて岩だらけです。

こんな感じで、とても歩きにくいです。

このペイントを見て道を判断します。

山頂の標高は2,531Mですから、もう少しで頂上です。
ちなみに今春訂正されるまでは、標高2,530Mでした。

山頂に向かって右の方に巻きはじめると、蓼科山頂ヒュッテに着きます。

ヒュッテから山頂へは5分も掛かりません。

手前が三角点、奥は山頂を示す標柱。
途中の道標の方がずっと立派です。

頂上は広い火口で、中央の窪地には蓼科神社の奥社があります。
今いる所は火口の縁です。
晴れていれば360°の絶景なのですが、今日は何も見えません。
強風、気温10℃、手がかじかむ寒さです。
まず必要ないだろうと思いながら、一応持ってきたダウンジャケットを着込み、
写真だけ撮ってすぐに引き返しました。
風のない樹林帯に、少しでも早く戻りたい一心でした。

膝が痛くなるのを心配していた下りも順調にこなし、

スズラン峠へ戻って来ました。
車が増えています。
思っていたよりも歩けました。
これで利根川源流の大水上山への挑戦権を得ることができたと思います。
寒くなる前に挑戦したいと思います。
天気が良ければ双子池まで足を伸ばし、一日山歩きのつもりでした。
それをピストンにしてしまったためまだ11:30。
実はそうなることを予測して、
車のトランクには自転車が・・・・。
このあとは
サイクリング編に続きます。


テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用
- 2014/08/07(木) 18:05:11|
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