その1からの続きです。

59kmの折り返しにある、北相木村役場のエイドへの到着は7時間12分。時刻は12時27分。
毎年ここで初めて座り込んでの休憩をしてしまうのですが、今年は元気、給水だけして即出発。
ですが、出発してすぐに、腹痛が始まりそうな感じが・・・・
63kmのスライド区間の終わりまでは走りましたが、左折して橋を渡る時には完全に腹具合がおかしくなっていました。
50~70kmのこの区間で必ず何か起こる。
何でこうなるのかなぁと思いながら、63kmのエイドでトイレへ。
そういえば2年前にリタイアしたのはこのエイドだ・・・・
1回では治まらずに68kmエイドでもう一度。
並んだ時間も含めると、全部で15分くらいロスをしました。
しかし幸いな事に、この2回だけで完全に復調。
この後に影響は全く有りませんでした。
71kmの関門到着は9時間2分、時刻は14時17分。
残り29kmを約5時間。
大崩れしなければゴールまで行けそうです。

馬越峠への辛い登りが始まりますが、ここから先へ進むのは3年振り。
気が早いけどもう達成感でいっぱいです。
去年はまだ時間は有ったのに諦めてしまったんですよね。
バスの中から後悔を感じながら、この橋を渡っていく人達を見ていました。
2年前は完全に駄目で諦めきっていましたが、やはりバスの中から同じものを見ていました。
ここまでは作戦としてきつい坂は歩いてきましたが、
いつの間にか辛くて歩くようになっていました。
それでも馬越峠の坂を3分1くらいは走れました。
3年前は全歩きで、エイドのたびに座り込んでいましたから、嘘のようです。
少し走れたとはいえキロ11~12分。
3年前の全歩きの時は13~14分ですから、大して変わらないですね。
気持ちの問題だけで、作戦としては全歩きの方が賢そうです。

峠まで後2km。下に見えている道を歩いてきました。
苦しいのだけど、顔を上げるとこの素晴らしい景色。
やはりこの大会は特別だなぁと感じます。

馬越峠
ここで完走を確信しました。
疲れてはいるし辛いけど、まだ消耗し切ってはいない。
完走を確信したため調子に乗って、この先の下りは気持良く走ってしまいました。
下り始めは着地衝撃が辛いのだけど、慣れてくる頃に傾斜が緩くなりどんどんペースアップ。
キロ5分を切りそうになってセーブしたくらい気持良く走れました。
最後の10kmでツケは払わされたけど、本当に気持良かったです。
最終関門のエイドでうどんを2杯。
60km過ぎで腹具合がおかしくなったけど、回復後は普通に補給ができて助かりました。
馬越峠から90km手前で坂が始まるまで、全部走れました。
不思議なくらいまだ体力が残っていました。

90km地点
が、ここで調子に乗って走り続けたせいで使い果たしてしまったのかもしれません。
制限時間に確実に間に合うと思って気が抜けたのかもしれませんが、最後の10kmがきつかった・・・・(笑)
ここの10kmが一番時間を使ってしまいました。
最後の3kmはほぼ平坦なので走ろうと思っていたのに、半分くらいは歩いてしまいました。

13時間31分13秒でゴール。
久し振りにメダルを持って帰れました。
実質初めてのウルトラマラソンだったのに完走できてしまった前回。
とても辛かったし、ゴールできて大きな達成感はありましたが、正直に言うとあまり感動はありませんでした。
でも今回は2回目なのに、しかも天候に助けられた面が大きいのに、前回よりもずっとずっと嬉しいです。
2年連続で失敗して、自分には無理だと思い始めていたからだと思います。
失敗もちゃんと活きるんだなと、無駄な経験はないのだなと、改めて思いました。


テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
- 2018/05/23(水) 18:13:42|
- ジョギング 大会 2018 第24回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
5月20日(日)
今年も野辺山ウルトラマラソンに参加しました。
4回目の挑戦。
初回完走後は2年連続でリタイア。
初回はまぐれで、自分には無理なのかなと思い始めていました。
完走できてもできなくても今年で最後にするつもり。

・・・・だったのですが、毎年来ていると、会場に来ただけで何とも言えない気持ちになります。
毎年来続けたいという思いが既に・・・・・

スタート時の気温は2℃。
前夜から吹いていた強めの風は、スタートする頃には気にならない程度に。
気象条件は今まで参加した中で一番良さそうです。
昨年一昨年と暑さにやられているので、気温が低いと予想されている今年はチャンス。
なんとしてでも完走したい。
それと去年までは、走れる間は意地になって走っていましたが、
今年は23kmの第1関門までは走るけど、その先きつい坂は歩くと決めていました。
完走できていないのだから、無理はせずに体力温存です。

涼しかったからか、無理せず歩きを入れたからか、緑の丘公園の里山を今月になって100回以上登ったからか・・・・
完走できました。
3年前よりはかなり余裕を持って。
一度も座り込むことなく、休憩らしい休憩も取らずに走れました。
止まっていた時間を除いた移動時間は3年前の方が20分短いので、
26分早くゴール出来たのは休憩をしなかったからですね。
スタートは第2ウェーブで5時15分でした。
スタート直前に
テツさんと合流。
野辺山対策の坂練に連れて行ってもらったりお世話になっています。
私よりも走力の高いテツさんと一緒に走るのは畏れ多いので、(付いていけない・・・)
少し後ろで走っていました。
前日に駐車場の横で、受付の紙を手に走っている川内優輝選手を見掛けました。
あれ参加するの?って思ったのにそのまま忘れていたのですが、
スタート直後の踏切で、線路沿いに凄い勢いで走っている後ろ姿を発見。
やはり参加していたようです。
こちらは0.5kmくらいなので、5時18分くらい。
向こうは5.5kmくらいでスタートから18分くらい。
キロ3分16秒・・・・
100kmではなく71kmへのエントリーだと後で知りましたが、
それにしても凄い・・・・・

林道に入ってすぐのエイド。
この少し手前でテツさんの姿を見失いました。

同じ所から。
最初の写真だと尖っていて分り難いけど、富士山が綺麗に見えていました。
見ている方角が違うのもあるけど、1ヶ月前のチャレンジ富士五湖の時よりもかなり雪が減っています。
南アルプスや八ヶ岳も綺麗に見えて、今年も来たんだと実感。
4年連続で晴天です。

走り難くはないけどかなりの人数です。
よくこれだけ集まって来ますよね。

この区間は本当に気持ち良いです。
これぞ野辺山って感じです。

毎回一応立ち止まってしまうコース最高地点。
人だかりができていて、順番待ちをしてまで記念写真を撮る人達。
その横を見向きもせずに通過する人達。
そんな様子を見ているのも楽しいです。

ここでダートは一応終了。
少し先でまたありますが、ほんのちょっとだけです。
平らに見えるけど、結構な下り坂です。

ここは第1関門。
関門時間の50分前、昨年より2分遅れですが、ほぼ同じ時間。
トイレに寄っておきたいなと思いながら走っていましたが、どこも長い列ができていました。
例年空いている松原湖の町営駐車場のトイレに寄りましたが、今年はここも並んでいました。
ウェーブスタートになった去年はエイドのトイレも空いていたのに、今年また混んでいるのは寒いから?
なんて考えていましたが、
例年よりも寒いとはいえ、この辺りから暑さを感じ始めました。
20℃あるかないかくらいだと思いますが、朝との温度差が大きいので暑く感じるのでしょう。
50kmの関門通過は去年よりも5分程遅かったです。
体調は良いけど、歩きを入れているので時間は掛かっています。

50kmエイド名物の手打ちそばの行列。
やはり今年は混んでいるように感じます。トイレも寒いせいだけでは無いのかも。
そばは諦めて先に進みます。
このエイドの先で毎年ガクリと落ちるので、今はまだ元気だけど自分を信じる事はできません。
今年はどうかなと体調を気にしながらです。
ここから59kmまでの上りで走れなくなり、去年は71km、一昨年は63kmでリタイアしています。
それが今年は走れます。しかもきつさを感じず上り坂も走れます。
暑いことは暑いのだけど、気持ち悪くなるような暑さではありません。
折り返しの1kmちょっと手前でテツさんとスライド。
去年の方がペースは速かったのに、テツさんとすれ違ったのはもっと手前でした。
もしかしたらテツさんあまり調子良くないのかも。
その2へ続きます


テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
- 2018/05/22(火) 21:56:21|
- ジョギング 大会 2018 第24回星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0