その1、
その2からの続きです。


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復活はしましたが、50km以降キロ7分を切る事はありませんでした。
ただし、残りをキロ10分で行ければ14時間以内にゴール出来ることは分かっていましたから、
走り続けることさえ出来れば間に合うと思っていました。
56.4kmの関門をクリア出来れば、歩き続けることが出来て時々走れさえすれば残りは大丈夫、
・・・と当初は思っていましたが、それは甘い考えでした。
ペースがどんどん落ちていくので、歩いたらアウトでした。
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河口湖から西湖への坂道。
もう戻って来た人がいます・・・・凄すぎる・・・・。

関門通過は11時30分。閉鎖時間の30分前。
嬉しい・・・・一度は諦めたのに・・・・。
ここのエイドにうどんが有ると思っていましたが、有りませんでした。
富士山マラソンと混同してる?
うどんでなくても何かエネルギーになる物を取りたかったのですが、フルーツとジェルしかない・・・・。
仕方ない・・・背に腹は代えられない・・・・ジェルを貰いました。
貰っておいて申し訳ないのですが、やっぱりこういうのは苦手です。
苦痛を感じながら流し込みました。
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71kmコースはここで27.5km。
今度出るなら71kmが良いな・・・なんて思う・・・。
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3湖目の西湖。
河口湖西湖では青空が見え、時折日も差して暑さを感じる時がありました。
西湖は意外と短くて、5kmくらいで通過してしまいます。
気付くと精進湖への登りが始まっていて、復路のランナーとすれ違うようになります。
文句を言ったジェルですが、効果は絶大。
あの後暫くは明らかに良く体が動きました。
帰りにも残っているかなと、文句言ってたくせに当てにしています。(笑)

西湖野鳥の森公園のエイド。
うどんはここでした。
うどんつゆがこれ以上ない美味しさ・・・・。
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4湖目の精進湖。
ここを1周すればあとは帰るだけです。
帰るだけと言ってもあと30kmもあるんですけどね・・・・。
一番辛かったのはこの精進湖を回っていた時です。
小さな湖なのに長い長い・・・・。
歩きたい止まりたい・・・でも歩くと間に合わない・・・・。
あの建物までは走ろう・・・・
次はあの標識まで・・・・
もうずっとその繰り返しでした。
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しかも精進湖を離れる頃から霧が出て一気に寒くなります。
寒さの心配は無さそうだと思っていたので、これがかなりこの後応えました。
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帰り道でもう一度うどんを食べて西湖へ。
次から次へと入り江が現れて、いつまで経っても終わりが見えなくて辛かった・・・。
ただ、ここまで来れば残りは20kmを切っています。
帰りは積極的にジェルを摂取しましたが、
やはり美味しいとは思えず苦痛・・・。(DNSさんすみません)
ジェルエイドを出ると残りは15km。
歩くと危険な領域に入ってしまうので、相変わらず歩けない。
歩きはしないけど、走っていてもキロ9分台・・・・。
90km通過は、手許の時計で11:59:25。
残り10kmをあと2時間で・・・。
最後の登りを考えると、時速5kmで歩ける気がしないので、
時速6kmで走り続けるしかない・・・。
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その帽子被ってみろと言いたい・・・・
無口でちょっと怖かった。(笑)
このエイドで貰った梅風味のお粥が、一生忘れられないくらい美味しかった。
大袈裟でなく本当に忘れないと思います・・・・それくらい美味しかった。
最後の関門通過は17時48分。
ここで時間内完走は確信しました。
残り5km、歩いても間に合います。
でもここまでずっと走って来たので、最後まで走りたい、
そう思いながら走り出しました。
エイドから3kmは有名な最後の急坂です。
殆どみんな歩いています・・・。
そんな中意地になって走っていました。
1km進んで気付きました、
走っている自分が一番遅い・・・・抜かされる一方で抜かすことがない・・・。
歩きに切り替えました。(笑)
でもここを後悔しているのです・・・。
走れるのに歩いてしまった・・・・。
走れなくなった1kmを除いて、ずっと走って来たのに歩いてしまった・・・・。
最後の2kmは下り基調。
練習不足で完走出来ないと思っていたし、実際一度は途中で諦めました。
その後も辛くて何十回も止めたいと思ったけど、ここまで来られました。
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ゴールの写真はこんな酷いのだけです。
しかもこれが最後、家までもう1枚も撮っていません。
どれだけ余裕が無かったんだという感じです。
ゴールタイムは13:49:57
自分の時計では13:48:41
去年の野辺山同様ギリギリランになってしまいました。
野辺山は時間内完走目的で前半抑えていたし、後半も時間を計算しながら歩いたり走ったりを繰り返していました。
それに対して今回は、最初から最後まで全力でした。
今回の方がレベルは低いのだけど、何故か今回の方が嬉しい。
寒い中、大会を支えて下さったスタッフやボランティア、沿道で声を掛けて応援して下さった方達、
本当にありがとうございます、感謝致します。(その2で運営に対し関門時間の文句を書いた気がしますが・・・あれは要望です)
チャレンジ富士五湖は一度完走したらもういいと思っていたのですが、
ちゃんと準備をしてもう一度挑戦したいです。
来年も走りたいなと、もう既に思っています。
誰か来年一緒に走りませんか?
富士登山競争の練習にちょうど良いと思いますよ。(笑)


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- 2016/04/29(金) 18:12:49|
- ジョギング 大会 2016 第26回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
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その1からの続きです。
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雨上がり、白樺、
とても気持良くて楽しい気分になり、やっぱり参加してよかった。
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最初の信号、直ぐ赤になるようで、ここは去年も止まりました。
それにしても今年は暖かい、そんなに速いペースではないのですが、かなり汗をかいています。

山中湖
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綺麗に写っていませんが、山中湖では桜が満開。
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八重桜も満開。
最初の関門は6時45分頃通過、閉鎖の25分前。
早くもこの辺りで脚が重くなってきました。
その事は予想出来ていましたが、80km以上あるこの先が予想出来ない。
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楽しみにしていた富士山は見えても下の方だけ・・・。
富士五湖の中では、山中湖が一番富士山に近くて大きく見えるのに残念・・・。
この写真は23km付近ですが、20km過ぎからペースが落ち始め、30kmで完全に脚が終わりました。
30kmを過ぎてからはキロ6分を切る事は一度もありませんでしたし、この辺りから辛いレベルの筋肉痛が始まりました。


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30kmの通過は手許の時計で3:01:33。
ここまでは予想以上に頑張れましたが、この先は予想通り落ちる一方でした。
というか後半は予想以上に落ちましたが・・・・。
去年キロ6分30秒で登った35km過ぎの坂も、8分15秒がやっと。
去年は38kmと書いてあった関門がそこに無い事に気付き、関門が実際にあった38.7kmまでの700Mをキロ5分ペースで走っています。
こんな急坂を、38kmも走ってから、しかも直前3km急坂を良いペースで登っているのに、よくそんな速度で走れたものです。
必死になるととんでもない力が出るんですね・・・去年の走力が欲しい・・・・。
今年は38.7kmの関門を無事通過。9時05分、閉鎖時間の40分前でした。
それにしても、前半が厳しいこの関門時間は何とか成らないのでしょうかね・・・。
この関門に間に合うペースで100km走り通すと、12時間17分で走れてしまいます。
完走出来そうもない人を早い段階でふるい落とすのではなく、
完走出来ない人も、出来るだけ遠くまで、出来るだけ長い時間楽しんで貰おうとは考えられないのだろうか・・・。
完走出来ない人を序盤で振り落とせば、この先のエイドで用意する物の量は少なくて済むし・・・・
会場に隣接したこの38.7kmの関門で沢山引っ掛かるように設定すれば、収容車を用意しなくて済むし・・・・
運営側に都合の良い事ばかり思い付いてしまうのですが、気のせいでしょうかね・・・・・
まあ、道路使用について警察との関係もあるのでしょうが・・・。
文句はこの辺にしてレポートに戻ります。すみません。
関門を過ぎると下りが続きます。
帰りにはこれが、チャレンジ富士五湖名物の、ゴール手前の長い上り坂になります。
下りなのに脚が痛くてキロ7分が切れない・・・・。
そして、腕がビリビリと痺れ初め、補給が足りていない事に気付く・・・。
次のエイドのステラシアターでは飲み食いしまくりました。
手遅れの心配と、沢山食べて腹痛になる心配をしながら・・・・。
ここが43.1km地点。
飲み食いしまくりとはいえ、3分程の滞在時間で出発。
しかし止まったせいか、脚が痛くて走れない・・・。
ゆっくりと歩くのがやっと・・・。
こんなに早い段階から歩いている人は他に一人も居ません。
どんどん抜かされます。最後尾スタートなので全員抜かしてきた人です。
「やっぱり潰れてる・・・それにしても潰れるのはえーなぁ」
きっとそう思われている。(笑)
余りの痛さに立ち止まったら、もう歩き出せない。
歩けないどころか立っていられず、後ろに倒れ込むような感じで座り込んでしまいました。
56.4kmの関門までは間に合わなくても行けると思っていたのに、43kmで歩く事も出来なくなるなんて・・・。
どうにか成らないかいろいろ考えましたが、どうにも成りそうにありません・・・。
残念ですが、ここでリタイアを決意しました、予想を上回る駄目さです。
情けないのですが、これ以上進むのは無理そうなので、
次の関門は目指さず、会場までどうやって戻るかを考えました。
さっきのエイドまで戻るか・・・・でも逆行するのは情けなさ過ぎる、
誰も気にしていないと思うけど、視線に耐えられない。(笑)
落ち着いたら歩いて河口湖方面に向かい、コンビニかファミレスでしばらく休憩して、
回復したら歩いて会場へ向かう事にしました。
時間はたっぷりと有りますから・・・。
暫くしてからゆっくりと歩き始めましたが、歩いているとだんだん痛みが和らいできました。
そういえば、腕の痺れもいつの間にか無くなっていて、もしかして回復し始めている?
エイドから1kmくらい歩きました、ラップも16分23秒でした。
その後ゆっくりなら走れるようになり、閉鎖時間には間に合わないけど、56.7kmの関門までは行けそうなので行く事にしました。
走り始めてからもどんどん回復して、3km程走るとキロ7分ペースまで戻りました。
これなら閉鎖時間にも間に合います。
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河口湖大橋を渡る時には、気持ち良い楽しいと思っていました。さっきまでドンヨリとしていたくせに・・・。(笑)
辛くて止めたいとはこの先何十回も思いましたが、
無理!!と思ったのはこの時だけでした。
その3へ続きます。


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- 2016/04/28(木) 21:59:35|
- ジョギング 大会 2016 第26回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
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4月24日(日)
チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン参加してきました。
一昨年はDNS、
昨年はDNF、しかも毎年嫌な思いをしている大会ですが、
三度目の正直を信じて、懲りずに行って来ました。
今年こそはと思っていましたが、直前になって走れない日が続き、
2週間前に25kmをゆっくりと走ったら酷い筋肉痛・・・。
完走を目指すけど、多分無理だろうから行ける所までのつもりでした。

いつものようにまずは結果ですが、完走してしまいました。
完走はしましたが、とにかく辛かった・・・。

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20km過ぎでペースが落ち始め、30kmで完全に脚が終わりました。
グラフの通り、後はズルズルと落ちる一方で、最後は走っているのにキロ10分以上・・・・。
愚痴だらけになりそうですが、レポート開始します。
前夜22:30に家を出て、車で現地へ向かいました。
家を出ると直ぐに雨、道中はずっと雨降りでした。

少し早めに着き、駐車場が開く時間まで谷村PAで1時間程仮眠。
駐車場には2:40到着、最後の準備をして送迎バスに乗ったのは4:00でした。
持ち物はドリンクポーチに、スマホと小銭とティッシュ。
なので準備と言っても大したことはなくて、シューズを履き替えたくらいです。

雨は上がりましたが、気温は15℃とかなり高めです。
昨年のスタート時は氷点付近でしたから、今年は寒さの心配をしなくて大丈夫そうです。
会場まではバスで約10分。
到着時にちょうど、4:00スタートの118kmのランナーが競技場の外を走っていました。
いつかあっちに出てしまいそうな気がしています・・・。

富士桜?
昨年一昨年は河口湖でソメイヨシノが満開でしたが、
今年はもう終わっていて、代わりに少し遅い富士桜だと思います。(違うかも)
昨年は寒さに震えて待ったスタート前の時間も、今年は快適に過ごせました。

ウェーブ方式のスタートで、私は5:00の第3ウェーブ、最終組でスタートです。
5分前にトラックに出ると、もうみんな整列していて、坂本さんが何か話していました。

例によって最後尾からスタート、今年は富士山は見えず・・・。

昨年は曇っていたけど富士山は見えていました・・・。
56.4kmの関門閉鎖時間が12:00、スタートから7時間後で、そこまではキロ7分27秒ペースで行かないと通過出来ません。
準備不足の今回はここを通過出来る気がしない、三度目の正直は無さそうです、二度あることは・・・・です。
諦めている訳ではなくて完走を目指すけど、今日の予定はそこまでと言う気分でした。
そのつもり(DNF)で夕方以降の予定を考えていたし・・・・。(笑)
作戦はジョギングペースで行ける所まで・・・・。
飛ばしもしなければ抑えもしません、気持良く走れるペースで行ける所までです。
距離も時間も覚えていたのは、問題の関門だけで、
あとは参加案内に入っていた、関門と給水所情報の一覧を印刷した小さなカードで確認しながら走るつもりでいました。
で、スタート前に気付いたのですが、車に忘れてきた・・・・。
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スタート後、北麓公園前の道に出て、最初の角を曲がるまで(1.3kmくらい)は最後尾を走りました。
集団から少し離れていますが、私以外にも最後尾愛好家はいるようで、私の後ろにも数人走っています。
ジョギングペースは5分後半でした。
準備不足で脚が動くのは25kmくらいまでと思っていますし、35km過ぎからのアップダウンも考えると、
今の内に無理のない範囲で貯金を作りたい。
スタート前にかなり迷いました。
キロ7分くらいでゆっくり行く方が良いのか、どうせ脚は持たないのだから出来るだけ貯金を作るか。
結果的には関門を通過出来ましたが、この選択が正しかったのかどうかは今も分かっていません。
最後尾スタートでこのペースだと、序盤は抜きまくりです。
「ペース配分の出来ないやつが、後で潰れるのに飛ばしている」
そう見られていると思いましたが止められない。
なぜならば、後で潰れる作戦ですから。(笑)
その2へ続きます。


テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
- 2016/04/26(火) 18:17:59|
- ジョギング 大会 2016 第26回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
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地獄に向け出発します。
完走出来ない言い訳と、完走出来なくても気にしないという強がりは、
クドクドと昨日書いたので、今日は何もありません。
行って来ます。


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- 2016/04/23(土) 22:41:00|
- ジョギング 大会 2016 第26回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン
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